種に毒がある果物を知っていますか?

桃の種やリンゴの種を食べたら毒?どれくらい体に悪い?

夏になると冷たくひやした果物を食べたくなるものです。
しかし、果物の中には種に毒がある果物があることをご存知ですか。
その代表的な例である桃とりんごのタネの毒についてご案内します。

 

「桃の種」

暑い季節にかけて出回る桃は、特有の甘い香りとみずみずしい果汁でとても美味しいですよね。
そんな桃にはペクチンやカリウム、カテキン、鉄分、マグネシウムが含まれています。
ペクチンとは食物繊維の一種です。
便秘や下痢を予防してくれて、血糖値の上昇も抑えてくれます。
またカリウムはむくみの解消
カテキンは老化防止
鉄分貧血や冷え性の改善などの効能があるため体にも嬉しい果物です。

 

栄養豊富で様々な効能がある桃ですが、桃の種には毒があるといわれています。
桃の種は固い殻の中に種子が入っていますが、
この種子の中にはアミグダリンという毒の原因となる物質が含まれているのです。
そのままでは無害なのですが、胃酸などで分解されると青酸を発生します。

 

少量かじってしまった程度では問題はないのですが、
大量に摂取してしまうと頭痛やめまい、呼吸困難、痙攣などを引き起こしてしまいます。
青酸の致死量は60〜68gで、桃の種で考えると100〜300個程摂取した場合に死に至る可能性がある程度なので死に至る可能性は低いですが、うっかり食べてしまわないように気をつけてください。

 

また、青い状態の桃は桃の果実にも毒性があります。よく熟れた桃を食べるようにしてください。

 

毒がある桃の種ですが、実は漢方として使われています。

 

桃の種を日干ししたものが”桃仁”という生薬になっていますが、女性ホルモンを正常にするよう働きかけてくれたり、便秘や肩こり改善に働きかけてくれます。
漢方に使われているからといって桃の種を食べてしまうと危険なので、自分の判断で種を食べてしまわないようにしてください。

 

 

 

「りんごの種」

年間を通してスーパーなどに出回っているりんごですが、秋から冬にかけて特に美味しい季節です。
風邪を引いた時に食べると良いといわれる程で、食物繊維やカリウム、ポリフェノールなどが含まれています。
食物繊維下痢や便秘の改善に働きかけてくれ、
カリウム血圧上昇を防いでくれ
ポリフェノール生活習慣病などの予防の効果があります。

 

たくさんの栄養が含まれており、美容と健康の為に良いりんごですが、りんごの種には毒があるといわれています。
りんごの種にも桃と同じアミグダリンが含まれています。
りんごの種は桃の種と違いうっかり食べてしまうこともある大きさなので注意が必要です。
数千個食べると死に至ってしまうといわれているくらいなので、普段の食事ではあまり気にかける必要はないですが注意するようにしましょう。

 

「その他のタネに毒がある果物」

種に毒がある果物は他にもいくつかあります。
具体的には、びわや梅、さくらんぼ、梨などです。

 

どれも少量であれば特に問題はありません。
しかし大量に摂取してしまうと頭痛やめまい、呼吸困難などの症状が出てしまう可能性がある為なるべく避けるようにしてください。

 

逆になかなか食べている方は少ないと思いますが果物の種の中には栄養が含まれている種もあります。
捨てるのはもったいないとまで言われるのはスイカの種です。
スイカの種にはビタミンB6や葉酸、カリウム、マグネシウムが含まれており、栄養満点なのです。
ビタミンB6は代謝を行う際に使われていて皮膚や髪の毛の再生を助けてくれる働きがあります。
また葉酸貧血の対策に、
カリウムむくみの改善に、
マグネシウム歯や骨の健康維持に働きかけてくれるという効能があります。

 

そのまま食べるのに抵抗がある方は、フライパンで煎って食べると美味しいので是非チャレンジしてみてください。